[小ネタ] AWS ChatbotでのCloudwatch Alarm からの Slack通知をカスタマイズ
はじめに
Cloudwatch Alarm → SNS → AWS Chatbot → Slackという流れで通知を一定時間内に何度か行わせた際に、Slackの投稿のされ方で気になる点がありました。それは、全て同じスレッド内に投稿されたことでした。また、同じスレッドへの投稿と同時に、チャンネル本体にも投稿されていました。
slackでスレッド内での投稿時に「以下にも投稿する」というチェックマークにチェックを入れて、スレッドとチャンネル本体に同時に投稿する機能がありますが、デフォルトだとその動作になっていました。
これを、スレッド投稿はさせず、チャンネル本体にのみ投稿させる動作に変えました。
変えたかった理由
チャンネル本体の方にも投稿されるので、アラートの気づき漏れは無いと思いました。
しかし、アラート一つずつに対して、確実に対応状況の可視化や議論を行う場合には使いずらいと考えました。
これは運用により異なると思いますが、アラート単位でコメントを入れて、対応状況を記録するような形を想定していると、一つのスレッド内に複数のアラートが自動的に投稿されて、議論や対応管理がとても煩雑になるからです。
このため、スレッド投稿はさせず、チャンネル本体にのみ投稿させる動作に変えました。
設定手順
アラート通知先のチャンネルで「@aws preferences」と投稿し、その後にスレッド内に表示される「Set Preferences」ボタンを押します。
以下のように表示されます。
「Notification Threading Preferences」のラジオボタンが、デフォルトだと「Display notification updates in threads and main channel」となっていますが、「Display notification updates in main channel」に変更して「Set」をクリックします。
設定保存のメッセージが表示されるので「Close」をクリックします。
これでアラートは、チャンネル本体にのみ投稿されるようになります。
おわりに
AWS ChatbotからのSlack通知方法を、デフォルトの動作(スレッドと、チャンネル本体の双方に通知する)から変更する方法を記載しました。
この記事が皆様のお役に立てば幸いです。
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